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パーキンソン病は進行性であり療養も長期にわたります。新薬も色々と開発されていますが、病気の症状なのか?お薬の副作用なのか?などわからないことも多く、運動症状だけではなく、非運動症状の精神症状・睡眠障害・自律神経障害など症状も多岐にわたります。「あけび」では医療との連携を重視し、専門医による医療相談会も10年間続いています。
若年性のパーキンソン病を発症した場合、残念ながら就職が難しい、または退職せざるをえない状況となることが多くあります。「あけび」では、貴重な社会資源でもある若者の就労・経済問題について様々な支援や相談活動を行っています。
現在、ワークハウスあけびは就労継続支援B型で運営していますが、「あけび」を拠点とした就労集団のような形態を実現させてみたいと夢のようなことを考えています。
2007年8月、7名で結成された「あけび」ボランティアサークルは現在12名となりました。
「和と輪」の最大の特徴は「あけび」の専属ボランティアであることです。活動内容は、女性は厨房の手伝いなど、男性は、畑仕事・温熱療法・絵手紙・卓球の援助などを自ら行ってくださっています。今ではボランティアさんがいない「あけび」は考えられません。
もう一つの特徴は、ボランティアさん同士がとっても仲の良いことです!
「神経難病における音楽療法を考える会」が平成16年に発足しました。 平成18年より、兵庫県で音楽療法士の育成と音楽療法の普及が推進されたことをきっかけに、月2回音楽療法士の指導を受けています。リズムは飲み込みにも影響します。
音楽療法の第一人者である順天堂大学医学部附属浦安病院 リハビリテーション医学研究室/医学部 神経学講座 林 明人教授のCD(メトロノーム)は朝の体操のBGや、リズム体操に取り入れています。
あけびと深い関わりを持ちながらパーキンソン病に特化したデイサービスを設立された団体をご紹介します。
ー平成25年7月30日開所(ニッケつどい加古川内)ー
「あけび」に見学に来られる方は沖縄から北海道まで多くいらっしゃいます。見学の目的は色々ですが最初からパーキンソン病に特化したディサービスを作りたいと仰る方はそう多くはありません。その中で「笑門来福」を立ち上げたニッケつどいの看護師とケアマネのお二人は素晴らしい熱意をお持ちでした。大規模な施設の中にパーキンソン病患者のスペースをどの様な形で作るのか、をお二人は実践されたのです。施設の建て替えの時期にお二人は「あけび」の経験を生かして、計画書を出され実現されました。患者としては施設の中にこの様な福祉関係者がおられるのは力強いことです。
デイサービス地球の子(難病患者を主体とした富山型ディサービス施設)
ー平成26年6月2日開所ー
富山の「地球の子」は父親をパーキンソン病で看取った方が、その後立ちあげられた施設です。富山パーキンソン病友の会とは「あけび」の準備段階からの仲間です。開所前には職員研修を「あけび」で行っていただきました。